梅雨が明けてから例年になく暑い日が続いています。熱中症アラートも続いていたので気になって調べてみました。総務省消防庁の発表では、熱中症による救急搬送人員数は、先週は全国で1万2千人を超えているとのこと。東京都内では過去最多の死亡者数などと悲しいニュースも見ました。今年の暑さは異常ですよね。

 

熱中症対策といえば、水分をこまめにとる、塩分をとる、クーラーを上手に使うなどが思いつくと思います。オススメの方法をお伝えしますね。

 

まず塩分ですが、種類があるのはご存知ですか?精製塩と天然塩があり、予防のためにとるなら断然天然塩を選んでください。精製したものはほぼナトリウムですが、天然の物には、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどが含まれています。汗を大量にかくと、私たちの身体からこれらのミネラルが不足します。天然塩の方がミネラルが豊富なので補えますね!

 

水分も何を選ぶかはとても大切です。症状が出た時はスポーツドリンクもいいのですが、予防のために普段からとっていると糖分が過剰になってしまいます。過剰な糖分は様々な不調を招きますので注意してくださいね。最近メディアでも注意喚起していましたが、水を飲み過ぎると水中毒という症状が出ることがあります。

理想は水分とミネラルを一緒に補うこと。そこで、予防のためにお勧めしたいのは出し汁です。きちんとお出しをとるとミネラル満点のスープになりますよ!他にも、水分と塩分と糖分のバランスが良いと言われている糀甘酒もオススメ。うちでは、甘酒を砂糖の代わりに使ったり、果物と甘酒を凍らせてアイスにしたりしていますよ。

夏は素麺などあっさりしたものを選びたくなりますが、ミネラル豊富な玄米や雑穀米、お味噌汁、海藻類や豆類、梅干しなどを摂って、夏バテ予防、熱中症予防をしてくださいね。

 

最後に、鼻呼吸は細菌やウイルスの侵入を防ぐだけではなく、暑い季節には脳を冷却する働きもしています。クーラーで快適な環境を整えることも大切ですが、鼻呼吸をすることも同じように重要です。新型コロナでマスク着用と言われていますが、暑い季節はマスクをしていると熱が籠ってしまい危険を伴うこともあります。必要に応じて外すなど身体の調子をみながら付けてくださいね。

 

 

 

最近注目されている『気象病』。ウィキペディアにはこのように説明されています。

『気象病とは、気象の変化によって症状が出現する、あるいは悪化する疾患の総称。症状は「天気が悪いと古傷がうずく」といった天気痛のほか、メニエール病、喘息、めまい、うつ病、頭痛、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、じんましん、吐き気など様々である。』 

雨が降りそうな時や梅雨時期に多いと言われ、気圧の低下により、身体の平衡感覚を主る内耳からの情報と、視覚からの情報とのズレが脳を混乱させているからと西洋医学では考えられています。

東洋医学では、湿度が高い時は『湿邪』という身体に害を及ぼす気候変動があり、それにより不調が現れると考えられてきました。どのような症状が現れるかというと、目に見えるものでは、むくみ、鼻水、痰(喘息)などが。目に見えないものでは、めまい、頭痛、体が重だるい、気力でない、気持ちの落ち込み、吐き気、便がスッキリ出ないなどの症状が出ます。肌トラブルも起こし、水泡を伴うかゆみ、ジュクジュクするなどの症状が出ます。

 

今年は、例年よりも湿邪の影響を受けている患者さんが多くいらっしゃいます。理由は、コロナの影響によりストレスや心配から長い時間をかけ脾胃が弱ってしまったこと。脾胃というのは、今でいう胃腸の消化吸収能力のことで、ここが弱ると湿邪の影響を受けやすくなります。寒暖差も脾胃を弱らせます。そして梅雨になり、毎日続く雨や豪雨の影響と、例年に無いほどの強い湿邪の影響を受けてしまったからだと考えています。

 

「気象病だから仕方ない…」と季節が変わるのを待つより、漢方薬を飲んでみませんか?脾胃を強くすることで湿邪の影響を受けにくくしたり、身体に悪さをしている湿邪を利尿や発汗させることで外に出す漢方薬などがありますよ。

また、患者さんのお話を聞いていると、健康のためによかれと取り入れている習慣が、反って気象病を招いていたということもあります。その辺りのアドバイスもしていますので、お気軽にご相談くださいね!

毎年この季節がやってきました!梅の季節です。出産後で忙しかった時を除けば、だいたい毎年作っている梅干し。

10年ほど前に、雑誌に載っていた分量で作ったら美味しくて美味しくて!それまで梅干しはあまり食べなかったのに、一気に大好きになりました。

 

中国では、まだ熟していない青梅を燻製加工したものを烏梅と言い、薬として使っています。

性味は平・酸、帰経は肝・脾・肺・大腸、効用は生津・止咳・止瀉下痢など。のどの渇きを取り、咳を止め、消化を助け下痢を止める。他にも、酸味がある物には収斂といって、出すぎるものを止める効果があります。これからの汗をよくかく季節にオススメの食材です。クエン酸は疲れにもいいですしね!

 

今年は、3kg梅干しを作ります。

水につけてアクを取り、きれいな布巾で拭きながらヘタを取ります。この時の梅の優しい香りが好き。

梅を度数の高い焼酎、塩の順に絡め、焼酎で殺菌したホーローの容器へ。途中、塩をまぶしながら梅を敷き詰めていきます。塩の量は3kgに対し、全部で330gです。

梅を並べて平たい皿をかぶせ、その上におもりを載せて涼しい冷暗所へ。これで梅酢が上がってくるのを待ちます。この梅酢も調味料として使えますよ。

 

一週間後に、赤紫蘇を揉んで加えて、来月は3日間の天日干し。

今年も美味しく出来るといいな。

漢方には「気」という考えがあります。エネルギーと解釈するとわかりやすいかな?この「気」には種類があり、そのうちの一つが今回お話しする『衛気』です。

 

私達の身体の表面には『衛気』があり、外邪から守ってくれています。外邪とは、自然界に存在する気候変化のうち人体に悪影響を及ぼすもので、風邪(ふうじゃ)、寒邪、燥邪、湿邪、熱邪などがあります。衛気が不足していると、外邪の影響を受けやすく、風邪(かぜ)を引きやすく長引きやすい、花粉症になりやすいなどの特徴があります。今でいう免疫とも関係がありますね。

衛気は、疲労、不規則な生活、睡眠不足、身体を冷やすなどで不足します。汗をかきやすい方は、発汗後に外邪が侵入しやすいと考えられていますので注意してくださいね。

 

今年は、花粉の症状が軽かったと多くの人が言っています。花粉の飛散量が例年より少ないというのが大きな理由だと思いますが、コロナの影響で、外出自粛が求められたことで外に出る機会が減り、気の消耗が防げたのかも…と考えています。テレワークになり身体が疲れなくなったという声も聞きますよ。

 

規則正しい生活をして、睡眠をしっかり取る。ストレスや不安はため込まず発散して身体の外に出し、体質に合った和食を積極的に身体に摂り入れる。あとは、身体をほぐしたり、伸ばしたりストレッチをすることと、鼻呼吸を意識する。これも大切です。これから少しずつ規制が緩和されていくと思うので、このあたりを心がけて生活してみてください。

 

心配な方は、衛気を増やす漢方薬もあります。体質や症状によってもオススメするのが異なりますので、気になる方はご相談くださいね。

「1日に5分でもいいのでホッと一息つく時間を作ってもらいたい」そんな思いからお茶を作りました。

毎日があっという間に過ぎていきませんか?仕事、家事や育児。やりたいことはできず、やらなければいけないことで1日が終わってしまう…。それに、ストレスや悩みを抱えている方は、家に帰って体は休めたとしても、頭の中は様々な感情が飛び交い、落ち込んでみたり、イライラしたりと体も心も忙しい毎日。

 

生きていれば、良いことだけではなく嫌なことも経験します。それをどう受け止めるかは自分の心の持ちようで変わってきます。心身共に疲れた状態ではマイナスのことを考え、イライラした状態では他人を責めたくなり、自分ばかり…という気持ちでは周りが見えずに孤独に陥ります。できれば、そんなこともあるよね!とサラリと受け流し、考えすぎずにスッキリとした気持ちで1日を終えたい。そして、1日の始まりはため息ではなく素敵な笑顔でスタートしたいですね。そのためには、リセットする時間が必要です。

 

たった5分でいいので、雑念を追い払いお茶の香りと味を楽しんでみて下さい。ぐるぐると考えていた頭を休ませて、お茶が体にしみわたる感覚に集中してみましょう。すると、頭が少しスッキリしてきますよ。お茶を飲むことで気持ちをリセットさせる習慣が付くと、心も身体も元気が出てきますよ。

 

フタキ薬局ではオリジナルのお茶を作っています。「和」日本のお茶をベースに、「漢」漢方の原料にも使われる植物と、「花」ハーブや花を入れて作ったので、名前を『和漢花茶(わかんかちゃ)』としました。日本人が慣れ親しんだお茶がエースなので、ハーブが入っていても大変飲みやすく、どなたにも好まれる味となっています。

 

目的別の五色シリーズと、季節に合わせた四季シリーズとあります。春のブレンドも、何度も試行錯誤した甲斐があって、なかなか良い物ができました(笑)。ぜひ、お試し下さいね!

 

先日、子どもが胃腸炎になりました。胃腸炎は大変ですね!吐いたり下痢が続いたり。子どもたちもかわいそうですし、私たちも看病に加えて洗濯やらで忙しい。

胃腸炎でウイルスなどが原因の場合は、ウイルスが身体の外に出てしまった方が症状が改善するので、無理に吐き気や下痢を止める治療は最近は行われなくなってきます。ただ、続いてしまうと脱水の危険が出てくるので、特にお子さんやご年配の方には注意が必要です。

 

中国には、2000年以上昔に書かれた『傷寒論』という外感病(伝染性の病気)の書物があります。急性の流行性疾患の症状や治療法が載っている書物です。その中にも、お腹の風邪や胃腸炎の症状が記載されています。「中風、発熱し、六七日解せずして、煩し、表裏の証有り、渇して水を飲まんと欲し、水入れば即ち吐する者は、名けて水逆と曰ふ、五苓散之を主る。」という条文があります。

うちの子も、突然嘔吐して、喉が渇き、水を飲んでは吐いていたので、まず五苓散を飲ませてみました。が、改善しません。思い返してみれば、よく食べる子なのに数日前から食欲が落ちていたり、往来寒熱(熱と寒が交互に来る)があったのを思い出しました。邪が表から中へ入り込んでしまっていたんですね!少陽半表半裏証と太陽蓄水証の合病と考え、柴苓湯にしたら改善していきました。

まだ小さい子は自分で症状を訴えることができないので、お母さんが毎日様子をみて変化に気づいてあげることが大切ですね。

 

それに、振り返ると夏の延長で身体を冷やしてきたと反省。トマトが好きなので、身体を冷やすとわかっていながら食卓に出していたり、冷たいお茶を飲ませていたり、以前は気をつけていたのに…。いけませんね。脾(胃腸の消化吸収能力)を冷やして弱らせてしまうと、寒くなってから、風邪を引きやすくなったり、嘔吐や下痢など胃腸炎になりやすくなります。皆さんも気をつけてくださいね。

 

あけましておめでとうございます。

私達の今年の一文字は「陽」です。「陽」には「明るい」「温かい」「積極的」などポジティブな意味があります。

この一年が「明るい」話題で盛り上がりますように。そして、「温かい」心が通い合う世の中になりますように。何事にも「積極的に」取り組み、皆さまに喜んで頂けるお店になるよう、スタッフ一同励みたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

フタキ薬局でよく相談を受けるのがニキビです。思春期ニキビの患者さんもいますが、大人になってからのニキビで悩まれている方が多くいらっしゃいます。

先日、ニキビも出来なくなり跡もキレイになったので漢方を卒業した患者さんがいます。「ニキビがあると、人前に出るのが嫌でストレスだったけれど、今はぜんぜん!気持ちが楽になりました。」そう話してくれた彼女は、最初の頃の印象とは全く違います。明るい表情でにこやか。彼もできたとのことで幸せそうです♡

 

今回はその方の症例をお話しします。ニキビの部位は、耳下からフェイスラインに沿って顎にも多発。フェイスラインから首の横側に広がり、胸にもあります。ニキビが悪化したのは6年前。その頃、職場が変わったり、忙しかったりとストレスが多かったそうです。

悪化条件は、乾燥、ストレス、秋から冬の寒い時期、月経周期では排卵後から生理前です。寒い時期になることと、ニキビの色も紫がかった暗い色なので、冷えを疑ってみたら、冬でもアイスをよく食べていたり、頭痛がひどいので週に2,3回は解熱鎮痛剤を服用していたりと、体を冷やす習慣があることがわかりました。ストレスを改善する漢方薬と、体の冷えを取る漢方薬とを一緒に飲んでもらい、肌の代謝をよくするために基礎化粧品も一緒に使ってもらいました。

 

漢方相談をしていて一番嬉しいのは、患者さんが良くなっていく姿を見ることです。元気をもらいます。その患者さんが最後に言っていました。「ニキビの人を見ると声をかけたくなる。1人で悩んでいないで漢方相談してみて!頑張って漢方を飲んで、合った化粧品を使ってみて!私もニキビで悩んだけれど、こんなに良くなったんだよと伝えたい。」と、おっしゃってくれました。嬉しいですね。

なぜニキビが出来るのかは、人によって原因が違います。食事や生活習慣も肌に影響しています。まずは、ご自分の体質を知って、日常生活で何に気をつけたら改善するのかを知りましょう。間違ったお手入れでニキビを悪化させているケースも多いので、正しいお手入れをすることも大切ですよ。1人で悩んでいないで、ぜひ相談して下さいね!

 

 

入道雲からうろこ雲に変わり空は高く、あれだけ騒いでいたセミの声も消え、朝晩の空気は涼しくなってきました。いよいよ秋ですね〜!秋は過ごしやすくなりますが、呼吸器のトラブルが起こりやすい季節です。

 

自然界には「六淫の邪」といって人体に悪影響を及ぼす気候変化があります。6つあるうち秋に強くなるのが「燥邪」です。燥邪は身体から潤いを奪ってしまうので、口や鼻の乾燥、咽の渇き、皮膚の乾燥、髪のパサつきなどの症状が出ます。

その影響が長引くと、肺など呼吸器にトラブルが出ます。肺は、臓器の中で唯一外気と接しているので、気温差や外界の影響をすぐ受けてしまいます。風邪を引きやすい、長引く咳、喘息や鼻炎などのアレルギーなどの症状が出ます。

今年は、夏の間、湿度が高く猛暑が続いたので、例年よりも肺(呼吸器)の弱りが出やすくなっていると思います。気をつけて下さいね!

また、秋は「悲しみ」の感情が出やすい時季と言われています。その感情が長引くと「気」の不足を招いてしまい、人と話すことが億劫になる、やる気が出ない、意欲が湧かないなどの症状が出ます。夜になると仕事や人間関係の事をつい考えてしまう…という声を聞きますが、この時季に考えすぎると、気を消耗してしまうので良い答えはでてきません。それよりも、早寝早起きを心がけてみて下さい。朝の新鮮な空気を深く吸うことで体にエネルギーが甦ってきます。良い答えも出るかもしれませんよ!

 

店頭では、秋の養生と食養生を配り始めました。秋に起こりやすいトラブル、摂った方がいい食材など紹介しています。ぜひ、参考にしてください。秋は美味しい物が盛り沢山!芸術、スポーツ、イベントと楽しみも多いですよね!体調万全にして素敵な毎日をお過ごし下さいね〜♪

 

秋の養生

先日、「赤ちゃんが生まれました!」とお客様がかわいい赤ちゃんを連れて報告をしに来てくれました。

しっかりしたお顔立ちの男の子。私たちが話していても起きずに静かに眠っています。

『君を待っていたんだよ〜!』赤ちゃんをみるとそんな気持ちがふつふつとわき上がってきて、私たちの顔も緩みます。赤ちゃんはすごい力の持ち主ですね!一瞬で暖かい雰囲気に包まれます。

 

その方が始めて相談に来られたのは去年の2月。第1子出産後、月経が開始して基礎体温を測りだしたら低温期が高くなってしまったとのこと。体温を確認してみると、高温期は36.7℃以上でキープしていて良いのですが、月経が開始して2日は体温が36.3℃あたりまで下がるものの、また上昇し36.6℃〜36.8℃あたりまで上がってしまっています。冷えていないからいいのかな?と思う方もいるかもしれませんが、低温期に体温が下がらないというのも、赤ちゃんができにくい理由なのです。こうなる原因は様々です。加齢によるもの、慢性疲労、睡眠不足、ホルモン治療を続けたことでなるケースもあります。この方には、しっかりと低温期が回復するように、体質も考慮して漢方薬をお出ししました。また、一緒に瓊玉膏を飲んでもらいました。

 

報告に来てくれるのは本当に嬉しいですね!『赤ちゃん、君の成長を楽しみにしているよ!』


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