身体の声に耳を傾けよう

  • 2018.09.08 Saturday
  • 09:36

皆さんは、ご自分の「身体の声」をしっかりと聴いていますか?

なんとなく身体がだるい…、頭痛がする…、めまいがする…、食欲がない…などは、身体が発しているサインです。

調子が悪いけど、お医者さんで検査しても異常が無い。このような経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。これは、”今は病気ではないけれど、このまま放っておくと、いつの日か、何かしらのトラブルが起きてしまいますよ”と身体が教えてくれている状態です。東洋医学では、病気になる前、病気に向かっている状態を『未病』といい、この段階での治療を勧めています。

 

検査では異常がなかったとしても、不快な症状として現れているのであれば、その症状から、肝・心・脾・肺・腎の五臓の状態や、気・血・水の状態をみて、不調の原因を見つけることができます。

薬局には、実に様々な症状をお持ちの方がいらっしゃいます。中医学理論で身体の状態をお話しすると、「何で具合が悪いんだろうと不安だったけれど、原因がわかってほっとした。」「いろんな症状が出てきて憂鬱だったけれど、全ての症状が繋がっていると知れてよかった。」「今まで聞いた中で一番納得がいった。」などと嬉しい言葉を頂いています。

 

中医学の歴史は古く、2000年以上の年月をかけて発展してきました。長い期間、臨床経験を積み重ねて現代に受け継がれている、とても尊いものだと私は思っています。

漢方薬は効かない…。そう思われている方も、ぜひ一度、漢方相談にいらしてください。漢方薬に対するイメージが変わりますよ!

漢方を学び始めたきっかけは…

  • 2018.02.19 Monday
  • 15:43

「どうして漢方を始めたんですか?」そう聞かれることも多いので、今日はそのきっかけについてお話したいと思います。

 

まだ、病院に勤務していたころの話です。

母から、漢方の勉強会に行きたいから付き合ってほしいと連絡がありました。

当時は漢方に全く興味が無かったので断ったのですが、「田舎から出てくる私は電車が乗り継げるか心配」「会場までたどり着けるか心配」「たまには付き合ってくれても…」「娘も一緒でもいいと確認したから」と、いろんな方向から押され、しぶしぶ参加することになりました。

 

最初は興味のなかった漢方の話しでしたが、面白い!どんどん話に引き込まれ、必死にメモを取っていました。特に、なるほど~!と思ったのが『生理痛』の話で、、、こんな話をしてくれました。(だいぶ前なので私の記憶です。)

 

「生理痛の時に、痛みがひどいと痛み止めを飲むよね。でも痛み止めは”解熱鎮痛剤”だから身体を冷やすんだよ。お腹をカイロで温めたら痛みが無くなる人も多い。温めて楽になるのに、逆にお腹を冷やしちゃっている。その時は痛みは取れるけど治らない。それを毎月、何年も繰り返していると、どんどんお腹が冷えてしまい、痛みが悪化してしまうことがある。」

「痛いから鎮痛剤を飲むのは仕方のない事なんだけど、単純に、温めて楽になるなら、温めて治せばいいと思わない?漢方薬は温めることができるんだよ」と。

 

私は、その話を聞いて、一気に漢方薬の魅力にとりつかれてしまいました。スーッと漢方の理論が入ってきたんです!

今でこそ、『冷えは万病の元』とテレビでも話題となり、身体の不調を引き起こすことは知られていますが、当時の私(18年ほど前)は、冷えはよくないけれど、そこまで、冷えが不調の原因になるとは思っていなかったので驚きでした。

 

漢方を学び、実際に患者さんの相談を受けると、「寒・熱」の重要性をヒシヒシと感じます。身体が冷えているのか、それとも熱が籠っているのか、それにより処方が変わります。同じ病気でも、人によって異なる漢方薬が処方されるのには、こんな理由もあるんです。冷えている人には温める処方を、熱が籠っている人には冷やす処方を。これができる漢方薬ってすごいです!

 

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